★日本の伝統技法、金象嵌で仕立てられたカフリンクスとネクタイピンのセットです。接写してみると、地の黒い部分に無数の格子状の模様が肉眼では見えない程細かく刻まれているのが、うっすらと見えるかと思います。これは一度に押されるのではなく、鋭い平らな鏨を細かく打ち込むことで作られる布目と呼ばれる加工で、集中力と技術を要する技法です。この布目の凹凸の上に金銀をのせ、槌で打ち込む事で模様を表す技法が使われています。桜の花びら一つを見ても、肉眼では細部が見えないほどの細かい彫刻で模様や質感を作り出しており、その技術と手間に驚かされます。 カフス直径…1.5cmタイピン直径…1.25cm★金象嵌（きんぞうがん）は純金・銀の板から模様や線を切り出し、素地である金属（鉄）に埋め込む装飾技法です。 金象嵌は、主に平安時代の仏像などに使用され、その美しさから重要な役割を果たしました。また、江戸時代には、茶道具、刀剣などにも使用されました。 現在でも、日本の伝統工芸品として多くの人々に愛されています。 状態…小さな傷が所々にあり、金具部分に若干傷が多く出ていますが、どちらにも特に目立つものではありません。カテゴリー:ファッション>>>メンズ>>>小物